乳がん ステージ0で全摘した私の体験談

私は2年前に乳がんの手術を受けました。

ステージ0の非浸潤性乳管がんでしたが、左乳房全摘でした。

今や9人に1人の割合で乳がんになると言われ、乳がんはとても身近な病気です。

それでも経験したことのない方には「怖い病気」と感じるでしょう。

今回は私が経験したことをまとめてみますので、少しでも乳がんのことを知っていただき、早期発見に繋がればと思います。

きっかけは定期健康診断

私は毎年、主人の会社の健康保険組合(協会けんぽ)を利用して定期健康診断を受けています。

私が受診している病院はマンモグラフィーは行っておらず、エコー(超音波)だけですがとても丁寧に時間をかけて診てくれます。

なので「え?こんなに時間がかかるってことは何か見つかったのかな?」と不安に思ったりもしました。

でもそのくらい丁寧に診てくれたからこそ、今回の「早期発見」に繋がったのだと思います。

健康診断の結果は毎回郵送で届きます。

「いつもより分厚いな?」と思いながら開けたところ、「要精密検査」と書いてあり「紹介状」が入っていたのです。

「紹介状」を持って大きな病院へ

とりあえず「紹介状」を持って、精密検査が可能な近くの総合病院へ行きました。

それからは毎週のように様々な検査を受けていました。

マンモグラフィー、エコー(超音波)、血液検査、MRI検査など。

私の場合はそれでも良性か悪性か分からなかったので、「組織診」(針生検)も行いました。

「組織診」とは病変の位置に局所麻酔を使用し、ひと回り太い針(ボールペンの芯くらい)を刺し組織をとるものです。

セカンドオピニオンも利用

「組織診」の結果は悪性。

総合病院の先生は、セカンドオピニオンを勧めてくれました。

「他の先生にも話を聞いて、自分が納得して、手術をする病院を決めてください。」

そう言われて東京のがん研有明病院へ行ってきました。

がん研有明病院の先生も同じ見解だったので、県内のがん専門病院で手術することを決めました。

セカンドオピニオンは健康保険適用外で全額自己負担になるので、数万円準備が必要です。

私の場合は30分で33000円でした。

正直「高いな」と思いましたが、「他の先生が診たらがんではないかもしれない」という僅かな希望もあり、セカンドオピニオンを受けることにしました。

納得したら手術を受ける病院を決める

セカンドオピニオンでも同じ見解だったので、あとは安心して病院を決めるだけ。

手術するなら、乳がん手術の経験が多い病院、何かあった時にも対応できる機材がある、自宅から通える範囲など、いろいろ考えて決めました。

病院が決まったらあとは「早く手術して悪いところを取ってしまいたい!」という前向きな気持ちになり、「左乳房全摘」を提案されても迷うことなく快諾しました。

手術の時、前あきの下着が便利でした。術後はパッドも利用しています。

 

大切なのは早期発見

私の場合はステージ0の「超」早期発見でした。

主治医の先生も「よくこれ見つかったねー!」というほど小さなものでした。

ですが、手術前は2センチの長さと言われていたのに、実際は4センチほどあったそうです。

私の胸はもともと小さく、あって無いようなものなので残すことは全く考えていませんでしたし、先生も初めから「全摘」と仰っていたので快諾しました。

「超」がつくほどの早期発見だったので、ホルモン療法も無く、切除だけで終わりました。

入院期間も10日間の予定でしたが、1週間で退院できました。

早期発見であれば手術や治療が簡単で、体への負担が少なく済みます

まとめ

いかがでしたか?

  1. 定期的に健康診断を受ける
  2. 「要精密検査」になったらすぐに検査を受ける
  3. 複数の病院を受診してみる
  4. 納得して手術をする病院を決める

「がん」と聞くと怖いイメージがあるかと思いますが、早期発見であればあるほど助かる確率は高くなります。

検診結果が怖くて健康診断を受けないという方もいますが、ぜひ毎年、健康診断を受けてください。

婦人科検診は半年に1度が望ましいそうです。

また、乳房はマンモグラフィーとエコー(超音波)検査がありますが、出来れば両方受けた方が良いそうです。

マンモグラフィーでしか見えないものと、エコー(超音波)でしか見えないものがあるそうです。

どうか一人でも多くの方が定期的に健康診断を受けてくれますように!

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