整理収納によって部屋が片付くと、心や思考が変わります。
物に対する執着がなくなり、最低限の物で生活できることに気が付きます。
片付けながら、心や思考が変化することで、スッキリした部屋を維持できるのです。
ですが、子供の作品や思い出の品になると、なかなか進まないことって多くないですか?
こちらの記事では、私の実体験をもとに、思い出のある物も上手に手放せる方法をお伝えしていきます。
整理収納の基本的な考え方
整理収納の基本的な考え方は、「収納スペースに対して7割から8割」「使う物を使いやすく収納する」です。
目一杯詰め込んでパンパンにしてしまうと、出しにくい「使いにくい」収納になってしまいます。
せっかく整理収納をしてスッキリ片付いても、使いにくければ、それを維持することが出来ません。
そのため、収納スペースに対して7割から8割を心がける必要があるのです。
それから、動線を考えて収納をすれば、移動距離も縮まり、家事の負担が軽減できます。
一つ一つ手に取って、「どこで使うのか」種類ごとにまとめ、出来るだけ使う場所の近くに収納するようにします。
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そうすることで、動きがスムーズでストレス無く生活することが出来ます。
なぜ部屋が片付くと心や思考が変わるのか?
整理収納を始めると、物が少なくスッキリした場所が増えていきます。
家にある一つ一つの物と向き合って、「要る」「要らない」の分別をした結果、確実に物が減るからです。
すると物が少ない方が、なぜか心が落ち着いてきます。
おそらく、物が減るだけでなく「必要な物」や「大好きな物」しか残らないからです。
一度その感覚を味わうと、「次はどこを整理収納しようかな?」「ここにも手放す物があるかもしれない」といった具合に、要らない物を手放したくなります。
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そして、「物を増やしたくない」と思うようになるのです。
思い出の品の手放し方
例えば洋服。意外と洋服にも思い入れがあったりします。
誰と一緒に購入したとか、どんな時に着ていたとか、楽しい思い出と共にしまっていませんか?
ですが、沢山あっても実際着ている服は結局数枚。
そう、結局は「気に入った物」にしか手を伸ばさないのです。
独身の頃着ていた服をとっておいて、産後、子育てが落ち着いてから着よう!なんて思っても、着てみたら全然入らなかったり、似合わなかったりしませんか?
洋服だって年齢や体形によって似合う物、似合わない物があるのです。
どんなに気に入って買ったものでも、大好きだったデザインでも、一度着てみて「今の自分には似合わない」と思ったら潔く手放しましょう。
似合っていた頃の過去の自分に執着するのではなく、進化を遂げている今の自分を見つめ、大事にしましょう。
沢山持っていても自分の体はひとつだけ。着回せる分だけ揃えれば十分です。
今の自分に似合う物を選んで、上手に着回せる。そんなファッションを楽しみましょう。
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クローゼットに「今の自分に似合う服」が7割から8割入っていれば、毎朝取り出しやすく、迷う時間も短縮できます。
子供の作品の手放し方
捨てられない物の多くは、思い出が詰まっている物。
手紙や写真、子供の作品などは「要る」「要らない」の分別の際、見返すとかなりの時間がかかります。
見ると必ず当時を思い出し、その思い出に浸ってしまうからです。
それでも分別しないと、どんどん増えていくばかりなので、出来るだけ時間をかけずに淡々と行います。
私の場合、始めての子供(長女)の作品は特に捨てられませんでしたが、何年も大事にとっておいても、結局はしまいっぱなしで、見ることはありませんでした。
大きなダンボール1箱分ありましたが、厳選して「これは!」という物だけ残し、あとは写真で残すことに決めました。
今では持ち帰ったその日に、子供に持たせ、笑顔と一緒にパチリと撮ります。
そうすることで、かなりの量を減らすことが出来ました。
そして、子供の作品や思い出の品は、使用頻度が少ないので、押し入れの上の方や、クローゼットの上の方に収納するのがベストです。
まとめ
- 収納スペースに対して7割から8割
- 使う物を使いやすく収納する
- 洋服は一度着てみてから手放す
- 子供の作品は出来るだけ写真で残す
私は独身時代の洋服を、かなり持っていました。大好きな服ばかりで、何より「もったいない」という気持ちがあったからです。
でも試しに着てみたら、本当に似合わないし、ウエストもパツパツで、シルエットがおかしなことになりました。
そんな自分の姿を見ると諦めがつきます。気持ちよくサヨナラできますよ。
洋服の整理が出来ない方は、ぜひ一度着てみるということを試してみてくださいね。